Google Apps Script (GAS) を使って業務の自動化を進めていると、GASのGoogleドライブのファイルを、別フォルダへ移す処理が必要になる場面が出てきます。
以前の面倒な手順:追加してからの削除
少し前まで、Googleドライブ上でファイルを移動させる処理は直感的ではありませんでした。移動先のフォルダにファイルを追加(addFolder)してから、元のフォルダからファイルを外す(removeFolder)という2段階の手順を踏む必要があり、処理が回りくどくなっていました。
今のシンプルな手順:moveToで直接移す
現在は moveTo メソッドが用意されているため、直感的に1行でファイル移動が可能です。移動対象のファイルと、移動先のフォルダをそれぞれIDで取得するだけで、シンプルに処理を記述できます。
const file = DriveApp.getFileById("FILE_ID");
const targetFolder = DriveApp.getFolderById("TARGET_FOLDER_ID");
file.moveTo(targetFolder);
ステータス移行のパイプラインとして使う
この moveTo メソッドを使った移動は、業務フローのステータス移行を管理するのに最適です。例えば、定期実行するスクリプトで「未処理」フォルダの中身を読み込んで処理を行い、終わったものから順次「処理完了」フォルダへファイルを移動させるパイプラインを組むことができます。ドライブのフォルダを見るだけで、どこまで終わったのかが一目でわかるようになります。

