スプレッドシートに長い文章やデータを出力した際、文字が枠を突き抜けてしまったり、途中で見えなくなってしまったりして困ることがある。今回はGASでセルの折り返しを変えてみる。
読みにくい長文データをスッキリまとめる
テキストが隣の空セルまでズラッと伸びてしまったり、逆に途中でぶつ切りになって内容が読めない状態のシートは、データ確認に手間がかかる。
セル幅に合わせて文字が綺麗に折り返されるよう整えると、列の幅を変えずに内容の全体を見渡せるようになる。日次や週次などで自動生成したレポートのレイアウト崩れを防ぐために重宝し、資料の視認性の統一につながる。
対象範囲の表示スタイルを書き換える
特定のセル範囲に対し、一括で表示ルールを適用していく。
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSheet();
sheet.getRange("A1:B10").setWrapStrategy(SpreadsheetApp.WrapStrategy.WRAP);
シート上のA1からB10の範囲を取得し、setWrapStrategyを用いて文字列の扱いを指定している。
3種類の定数で見た目をコントロールする
引数に渡すWrapStrategyの種類は、用途に応じて3つから指定する。
- WRAP(折り返し): セルの幅に合わせてテキストを改行して収める。
- OVERFLOW(はみ出し): 隣接するセルが空であれば、そのまま枠を越えて表示させる。
- CLIP(切り詰め): セル幅の境界で文字を隠し、隣にはみ出さないようにする。
GASでセルのテキストの折り返しを設定する処理は、集計データの出力スクリプトなどに組み込んでおくと、後から手直しする手間を減らすことができる。

